アゴの骨せんべい作り
アゴ(トビウオ)がようやく本格的に獲れ始めました。
先日は、我が家の恒例の、アゴの加工品をまとめて作るため、
漁師さんからアゴを購入。とろ箱いっぱいで3000円でした。

この日の加工品は、焼きあごと、アゴの塩漬け(アンチョビの
アゴバージョン♪)づくり。
焼きあごは、炭で丸ごと焼いて干すだけですが、塩漬けは、
1匹づつ丁寧に3枚おろしにする必要があります。
この日は300匹さばいたのですが、
黙々とさばいているとき、中骨を見ていると、骨せんべいが
無性に食べたくなりました。
手作りの骨せんべい、太志の大好物なんです。
留学生のテンシン君も、きっと喜ぶはず!
そこで、アゴの骨せんべいを作ってみました♪
作り方は簡単で、骨を一晩干して・・・

油でカリッとするまで揚げるだけ。手塩をふったら出来上がり。
さばくのは大変だけど(手がつりそうでした💦)
子どもたちがめちゃくちゃ喜んで食べてくれたので、
作り甲斐があります。

3枚おろしのアゴの身は、タッパーに詰めながら、
手塩をがっつりまぶし、1年寝かせたら「あごの塩漬け」のできあがり。
これは、6年前に主人のお母さんが考案して一緒に
作りはじめたものなんです。
我が家の石釜ピザの人気メニュー「アゴとハーブオイルの
チーズピザ」に使うと、最高♪

ちなみに、せんべいにする中骨と、塩漬けに使う身
以外の部分は、大鍋でゆでて、動物たちへ。
猫も、犬も、ニワトリたちもみんな大好物なんです。
貴重な、大切なアゴ。捨てるところは、一切ありません。
ニワトリなんて、翌日には、美味しい卵を産んでくれるという
おまけつきです(^^)

豆腐と納豆
米糀づくり
物々交換でいただいたお米を使って、久しぶりに
米糀づくり。
薪とせいろでお米を蒸して、種麹をまぶします。
いつもはお味噌用だけど、今回は、塩麹と
甘酒用(アルコールはナシ)。
留学生のテンシン君が甘酒大好物で、前々から
リクエストされていました(^^)
太志は甘酒苦手なんですが、太志からも美味しい
と言ってもらえる甘酒を作りたいな。
昨夜、思ったより保温できていなくて、布団やシーツを
かぶせて寝かせています。
生きた種麹を使うので、毎回出来上がりは様々。
赤ちゃんのように、麹を育てていくのが楽しい!
麹づくりに大切な、温度管理。
温度を測りながら、こまめに様子を見ていきます。

麹の発熱の様子を見ながら、毛布を掛けたりはずしたり・・・。
優しく扱います。

一晩経って今朝の、お米の様子。
ほんのり、麹の白い花が咲き始めていました。

子どもたちが学校から帰ってきたら、麹の一番手入れをします。
麹が成長し、自ら熱を持ってくるので、今度は優しくかき混ぜて
熱を取ってあげるのです。
今回は、どんな米麹ができるかな。
麹から、醤油づくり!②
ちょうど学校から帰ってきた子どもたちと、次の作業へ。
人肌まで冷めた麦に、種麹の粉末をまぶし、
さらに大豆を人肌に冷ましたものも加えてよく混ぜます。
あたたかくて、大豆と麦のいい香り。
みんなで「気持ちいいね」と言いながらの作業。

初めて醤油づくりをするテンシン君も、いい香りに包まれて、
この表情。

次は、丁寧にもろぶたに盛っていきます。

新聞紙と毛布を掛けたら、そのまま寝かせます。

ここから麹の完成まで3日かかります。
その間、麹がどんどん成長、増殖し、熱を持ってきます。
40度以上は人間と一緒でお熱!優しく混ぜて筋をつけて
放熱し、冷ましてあげます。
まるで子どものお世話をしているようです。
ちなみにここで、高温をほおっておくと、高温に強い納豆菌が繁殖し、
大豆が粘ってくるのです!
2日で麹菌は順調に成長しました。
色が変わっているのが分かりますか?

麹は、温度調節もうまくいって、きれいな麹の花が咲きました。
手でかき混ぜると、温かい。麹が生きている証拠。
無事に納豆菌は繁殖しませんでした。

樽に手塩を入れ、40リットルの水に溶かして、完成した麹を
合わせていきます。


あとは時々撹拌しながら1年寝かせます。

ひとまず、仕込み終わった醤油のもとをお味見。
留学生のテンシン君、大学生は、口をそろえて
「しょっぱい!!!」「ただの塩水じゃん!!」(笑)
これが、醤油になるんですから、発酵食品って面白い。
みなさんにも醤油の発酵の様子を見てほしくて、
醤油の樽は、玄関に置きました。
少しづつ醤油らしくなっていく様子を、1年かけて
みんなで観察しようと思います。
いつでも遊びに来てくださいね(*^-^*)

追記・・全てがうまくいったように書いていますが、
実は私、すごい失敗をしてしまったんです。
ネットで購入した「種麹」。
醤油麹用ではなく、みそなどに使う米麹用を
購入してしまっていました・・・。
米麹用でも醤油は作れます。
でも、せっかくなら醤油麹用の種麹で
仕込みたかったなあ・・。でも、これで、
どんな醤油になるのか、楽しみではあります( *´艸`)

麹から、醤油づくり!①
🍀麹からの、醤油づくり🍀
主人の手作り「手塩」と、6月に「えん」の段々畑で
収穫した麦を使って、40リットルの「醤油」を
無事仕込み終えました(*^-^*)
我が家に滞在中のインターンの大学生に手伝ってもらい、
作業はとっても順調でした!
2年ぶりの醤油の仕込み。
積み上げたせいろやもろぶたを見ると、ワクワクします。

一晩水につけた大豆は、せいろに入れます。
せいろは6段で蒸します。

まずは早朝から火をおこし、薪とせいろで15キロの
大豆を蒸すのには5~6時間かかります。
薪を扱うことさえ初めての女子大生。
煙に涙を流しながら、汗をたくさんかきながら、
頑張る二人。

早朝から初めて、蒸しあがったのはお昼。
薪とせいろで蒸しあがった大豆の、あまーい香りに誘われて、
思わずみんなでお味見💕美味しくて止まらない。
でも、全員「これが醤油になるなんて、信じられない!」

こちらは、みんなで頑張って育てた段々畑の麦。
今年の麦は、すべて醤油の材料に。

大豆を蒸すのと同時進行で、「えん」の段々畑で実った麦を
鉄釜で煎ります。
煙に巻かれて、熱くて大変。これは主人がやってくれました。


香ばしく炒ったら、製粉機で荒く粉砕します。

麹の種菌をまぶすために、麹の菌が死んでしまわない温度
「人肌」まで冷ましていきます。

続きは、「麹から、醤油づくり!②」へ♪