小さないのちと向き合う
子ども達はそれはもう大喜びです。
毎年思うのですが、ひよこを抱っこしたときの子どもの表情って、
最高にやさしい!

本当に小さくて、すぐ壊れてしまいそうで、
子ども達はおそるおそる抱っこします。

いつ大人になる?卵はいつ生むの?疑問がたくさんわいてきます。

エリちゃんは、なかなか抱っこができません。
「かわいい!でもどうやって抱っこしたらいいのか分からない・・」
初めてだもんね(*^^*)

小さないのちは、とってもか弱いです。

今年はヒヨコが届いたのが例年より早く、まだひよこにとっては
かなり寒い状態での飼育でした。
届いてすぐに、ひよこ電球で暖を取ってあげていたのですが、
一匹弱ってしまいました。
変化にいち早く気が付き、湯たんぽをこまめに取り換え、
一日中抱っこして声をかけ続けたのは、最初ひよこを触れなかったエリちゃん。
でもとても悲しいことに、
子ども達が見守る中、眠るように天国へ行ってしまいました。

今朝、みんなで相談して早起きし、ミカンの木の下にお墓を作りました。
命のエネルギーは決して無駄にならないよ。
土を豊かにし、その命は巡っていくよ。
他の元気なひよこたちは、ぼくたちが守っていく!
そう言って、泣きながらお互いの背中をさすり合っている子たちを見ていると、
大切なものに気づかされた気がしました。
