椿油を絞って食べる!
今年も大好きな椿油絞りをしました!
我が家では毎年、椿の油を絞ってその日のうちに天ぷらパーティーで
楽しみます。

長崎県の五島列島では昔からヤブ椿の群生が多く、全国でも
トップを争う椿油の生産量を誇ります。
以前は島のいたる所に椿油の製油所があったそうです。
我が家では夏の終わりに実る椿の実をたくさん集めて、昔ながらの方法で
絞っています。

今年は例年にないくらいの豊作で、集めるのが大変でした!

留学生達にとっては、初めての椿油絞りです。
息子にとっては毎年のことなので、かれこれ13年・・・!
(赤ちゃんの頃は、誰かに抱っこされて・・)

薪で炒る、潰すを同時進行で。

こんな感じでドロドロに潰していきます。
とても重労働です。

そして炒っていた窯に今度はお湯を入れて沸騰させ、
潰した椿の実を合わせて煮ていきます。

途中、薪の炎を使って焼き芋を焼きました。外で食べる焼き芋って
どうしてこんなに美味しいのでしょうか・・!

ローズマリーの風味をプラスした自家製梅ジュースも皆さんに大好評でした。

何時間もかけて煮詰めながら、浮いてきた油をコツコツとすくい集めていきます。

ドロドロでまるで椿油になるとは思えませんが・・

濾してみると・・
椿油です!でも濾し方はまだまだ勉強中。

10キロの実から、3.5ℓの油が搾れました。
去年に引き続き、今年もうっかり炒る作業で焦がしてしまい、
この段階ではだいぶん濁りを感じましたが、、

大量の天ぷらを揚げながら、面白いことに徐々に油が透明感を増していき・・
(写真は一番人気だったかき揚げ)

揚げ終わった油は透明感がある琥珀色の油に変化していました。
毎年思うのは、搾りたてより数回使いながら濾していった油の方が、
断然おいしいという事。
1回目の天ぷらは、いわば野性的な力強い味です。
それでも皆さんに大好評で、嬉しかったです。

ケイタ君が主人と薪で炊いてくれたミナ貝の炊き込みご飯も好評でした!

来年こそは、「焦がさない」が目標です(*^-^*)
