柴犬・リュウ君のこと
前の日の夕方、いつものように鼻とおでこでスキスキをして、
いつものようにリュウは甘えた声を出して。
夏の暑さに弱いリュウは、最近ちょっと元気はなかったけれど、
あまりにも突然の別れでした。
その日の朝も、いつものように子供たちが元気いっぱいリュウに
言ってきます!の掛け声。
でも、うっすらとした反応しかなかったのです。
「リュウ!」と声をかけると、少しだけ目を開けて、歯をガタッと言わせて
そのまま静かに眠るように、天国へ行ってしまいました。
息子は私がわんわんなく間、登校の時間まで
そっとリュウの背中をなでてくれていました。
リュウと太志。出会ったのは5年前。
この時リュウ6歳。太志小学4年生。

リュウとの別れをここに書くのには、あまりにも悲しく
なかなか手が出ませんでしたが、
リュウを可愛がってくれたたくさんの人たちに、リュウのことを
想って欲しいと思い、ここに書くことにしました。
リュウとの写真を集めてみました。
どの写真を見ても、涙が出てきますが・・
初めてのリュウにとっての「しまキャンプ」
主人に抱っこされています。

太志の冬のお仕事、段々畑の麦踏みのよき相棒を
努めてくれた、リュウ。

リュウは海辺が好きだったな。

留学生テンシン君と。


太志の野球の邪魔は、日常茶飯事!
とにかくボール遊びが大好きで・・
敷地内でリードを外すと、サーっとどこかへ走っていき、
必ずどこからかボールを見つけ出し、私に足に当ててくるのです。
しっぽを振りながら嬉しそうに。
「遊ぼう♪」のおねだりです。

動物大好きの、留学生ソウシュン君からは、
たくさんハグしてもらったね。

水遊びも田んぼも大好きだった。

この顔。たまらない。

リョウ君とも仲良しだったね。

この見上げる顔に、何度きゅんとしたことか。

この3人との写真は、リュウが天国に行くちょうど1週間前に撮ったもの。
子ども達が突然、言ったのです。
「リュウと写真とって!!」
3人が3人とも言うのです。その時の写真です。



これが、最後に撮ったリュウの写真。
思わず川の対岸から、カメラを向けました。
リュウがお花畑で振り返っていて、とっても素敵だったのです。

リュウのからだは、えんの段々畑の一番てっぺんに、眠っています。
でも魂は、もうとっくにそこら中を駆け回っているような気がしてなりません。
リュウを可愛がってくれたみなさん、ありがとうございました。
どうかこの一瞬でも、リュウがぐんぐん天国に行けるよう、
想っていただけたら幸いです。
