臼と杵で、かんころ餅づくり
で、五島の郷土料理「かんころ餅」ができた✨
※かんころ餅・・島でお米が貴重だった時代、主食としていたのは
育てやすい「サツマイモ」。保存のために茹で干しした
芋に、貴重なもち米を2割ほど入れ、搗いたお餅です。
ほぼ干し芋でできたこのお餅。ヘルシーで甘くておいしい。
留学生が冬休みに帰省する前に、みんなで育てたもち米と
これまたみんなで作ったカンコロで、「かんころ餅」を作りました。
外は結構な雨、風も吹き荒れ、冷たい。
でも、両親やきょうだい、いとこも集結。何が何でも決行です!
朝から張り切って、子ども達が外の作業場で、薪で
羽釜にお湯を沸かしてくれました。
もち米を蒸して、地面に据えた石臼と杵で、お餅つき!
「いち、に、さん!えい、や、とー!」と、大声で、
今年も一年支えてくれた、大地へと、臼を通して
感謝を伝えます。
すごく盛り上がり、子ども達も大好きな作業です。
かんころ餅を、餅つき機で作ったことはあるけれど、
臼と杵で搗いたのは初めて。
見た目的にはとても上出来とは言えないけれど、
一口食べた時の
「ちゃんとかんころ餅になってる!うまーーーーい!!」の
笑顔に、大満足でした。
これはもう、毎年の恒例になりそうです。
これからも、息子や留学生たちと、細々ながら
五島の郷土料理「かんころ餅」を作り続けられたらいいな。
サツマイモを育ててくれたのは両親。
芋を茹で干しした「カンコロ」を蒸す。甘くていい香り!

本当はミンチ機で潰すんですが、今回少量なので
フードプロセッサーで、かんころをペースト状に。

使うもち米は、100パーセント「えん」でとれたもの!
前日の夜、くず米を取り除く作業が大変でしたー( ;∀;)

子ども達、火おこしはお手の物!

元気いっぱい、大地に響け!ぺったんぺっタン!

さすが一緒に暮らしてるだけあって、息もぴったり!

まずは白餅。美しい丸餅に!ちょっと早いけど、鏡餅も作りました。

少量残した搗きあがった白餅に、かんころペースト投入。
なかなか混ざらず悪戦苦闘・・・。

気合でようやく、いちおうそれなりの出来栄えに。

みんなでワイワイ、どんどん丸める!

ありゃりゃ、プロには笑られるね。でも、想いがこもったかんころ餅、
無事完成✨

アツアツ豚汁と共に、いただきます。

来年もまた、新たな留学生ときっと作ります!

