想いがつながるお味噌づくり
インターンで滞在中の大学生、留学の子どもたちみんなで、
糀づくり、お味噌づくりをしました。
何といっても楽しいのは、糀づくり!
米10キロに火を入れるのも、薪と羽釜、せいろを使って。
薪の力で、素材の味が引き出されて、それだけで
ぐんと美味しくなります。

今回、種糀は知り合いの方のおすすめの「かわしま屋」
https://www.facebook.com/kawasimaya/
さんで購入。少し緑がかった、これまで使ったことのない
タイプの種糀でした。

蒸したお米を40度くらいに冷まし(糀は高温にさらすと、
死んでしまいます。生き物ですから・・!)
種糀をまぶします。


そしてもろぶたに盛っていきます。

ここから、もろぶたに盛って保温、保湿しますが、
我が家では風呂釜を活用。少し水を張った風呂釜に
もろぶたを重ねて入れて、薪で軽くお風呂を沸かすと
糀にぴったりの環境の出来上がり。

一晩で糀の菌糸がのびて、表面はうっすら白く花が
咲いたようになり、甘くて良い香りが。

今度は糀がぐんぐん成長して、糀自らが発する熱で
高温になるので手で優しくかき混ぜ、筋を付けて
熱を発散させます。
糀の状態で、毛布を掛けて保温したり、かき混ぜて
冷ましてあげたり、まるで赤ちゃんのお世話をしているよう。
この作業は、何度やっても楽しいし、大好きな作業。

糀づくりは、2日がかりで無事成功!
びっしりと、糀の花が咲きました。

糀の完成と同時に、今度は大豆10キロを蒸します。

琥珀色にホカホカに蒸された大豆は、見るから見おいしそう!
思わずみんなでお味見(^^)

しっかりと菌糸がのびた糀は、カチッと固まっています。
手で優しくほぐしていきます。

大豆はミンチ機にかけ、主人が手塩にかけて
作ったお塩「手塩」を混ぜ合わせます。
この作業は、10人全員で輪になってやったので、とても
楽しかったです。

良く混ざったら、お団子状に丸め、樽に詰めていきます。

最後に手塩で蓋をし、ぴったり重石をしたら、仕込み完了!
仕上がりは1年後。20キロのお味噌ができる予定です。
このお味噌は、来年の留学生たちと日々の食卓で
味わいます。

こうやって、その年の留学生が、来年の留学生のために
様々な加工品(発酵食品)を仕込んでいく。
「来年はどんな留学生が来るの~!?」と言いながら・・。
想いはずっとつながっていきます。1年後が楽しみです!

素敵です
