椿油を搾って食べよう!を行いました
15日に、無事に終わりました。
「えん」の敷地内で収穫した15キロの椿の実から、
約4.5ℓの椿油がとれました✨
特別な機械は何もいらない、薪と鍋があれば絞れる、
とても原始的な「炒り搾り」の製法のため、
手間と時間はとことんかかります。
この3連休で秋のしまキャンプも開催したので、島内外から
たくさんの方々が集まってくださって、どんどんお手伝いしてくださいました。
今「えん」に滞在中のインターンの大学生3人も、
力仕事を頑張ってくれて、助かりました。
朝8時から始めて、油が完成したのは17時ごろ。
もうみんなへとへとでした。
夕飯には、椿油絞りを手伝ってくださった方全員に声をかけて、
天ぷらパーティー!
絞ったばかりの椿油100パーセントを使ったので、
天ぷらはカラッと揚がっていて、炒り絞り独特の
香ばしさが最高。
何と33名での天ぷらパーティーとなりました。
子ども達がコツコツとってくれたミナ貝の炊き込みご飯や、
差し入れのタコで酢の物、ママリンの手作りプリンや
手塩で作った五島うどん、えん自家製麦茶など、
みんなで美味しくいただきました(^^)
がんばって絞った分、最高の美味しさ✨
椿油はオレイン酸が豊富で、酸化しにくい高級な油です。
使うたびに丁寧に濾せば、丸一年使えるという
優れモノ。これからまた1年、美味しい椿油の天ぷらが
食べられて、幸せです。
椿の実は、すべて「えん」内で収穫したもの。
採ってくれたのは、地元小学校の5・6年生と、
えんの留学生、そして、今2週間のインターンで滞在している
3人の大学生。全部で20キロほど収穫できました!

手前が木に実っている状態。奥がそれをむいて取り出した中身。

さあ、イベントの日には、朝8時から作業スタート。
椿の実から種を取り出す作業から一緒に。

その種(こちらでは、かたしの実、と呼びます)を
大きな鉄窯を使い、薪で炒っていきます。香ばしい香りが漂います!

煙くて暑いし熱い!けど、頑張っています。

煙さと暑さ対策ばっちりで、頑張っていただきました(笑)

10時のおやつには、掘りたてサツマイモをホカホカに蒸したもの、
そして自家製梅ジュース。大人気であっという間にからっぽ!
ちなみに3時のおやつは、えん自家製麦茶と、椿の花びらケーキ
(朝から焼きました♪)
写真を撮り忘れてしまいましたが・・みんな喜んでくれました!

さあ、炒った椿の実を、石うすと杵ですり潰していきます。

みんなで息を合わせて、いっちにっ、いっちにっ!
これを交代しながら、数時間やり続けます・・
腰が・・痛くなります💦

綺麗なペースト状になるまで根気よくすり潰したら、
大鍋で沸かしたお湯の中に投入。
煮ていくと・・

油が浮いてきます!!ていねいにすくい続け・・

水分を飛ばすために、別鍋で煮ます。
熱く熱した炭を入れても、じゅーーーっと言わなくなったら、
水分が飛んだ証拠。

あとは濾すだけです。
まずは、ザルであらごし。そのあと、目の細かい濾し布で
仕上げます。

綺麗な油の完成!

うーん、こうやって見ると、色がつき過ぎました。
本来は美しい黄色い油になるはずでしたが・・
最後に煮詰めすぎて、なべ底のオリが、焦げてしまったのが
原因のようです。
加減がなかなか難しいですね・・。

でも、油は黒っぽくても、天ぷらにするといい色に!
100パーセント、この日に絞った椿油だけで天ぷらに。
なんて贅沢✨

みんなでパーティー!

留学生がコツコツ採ってきてくれた「ミナ貝」で作った
炊き込みご飯は、羽釜で炊いて香ばしく、こちらも大人気でした。

しまキャンプも行ったので、2泊してくれた方とは、食事も
外で楽しみました。
今獲れはじめている「あご」で干物を作り、炭で焼いて。

賑やかで、楽しい連休でした!
(このあご、留学生がさばいてくれたんですよ!)

