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麹から、醤油づくり!②

早朝から作業し、ここまででもう夕方。
ちょうど学校から帰ってきた子どもたちと、次の作業へ。

人肌まで冷めた麦に、種麹の粉末をまぶし、
さらに大豆を人肌に冷ましたものも加えてよく混ぜます。

あたたかくて、大豆と麦のいい香り。
みんなで「気持ちいいね」と言いながらの作業。
DSC_0162.jpg

初めて醤油づくりをするテンシン君も、いい香りに包まれて、
この表情。
DSC_0170.jpg

次は、丁寧にもろぶたに盛っていきます。
DSC_0172.jpg

新聞紙と毛布を掛けたら、そのまま寝かせます。
DSC_0173.jpg

ここから麹の完成まで3日かかります。
その間、麹がどんどん成長、増殖し、熱を持ってきます。
40度以上は人間と一緒でお熱!優しく混ぜて筋をつけて
放熱し、冷ましてあげます。
まるで子どものお世話をしているようです。
ちなみにここで、高温をほおっておくと、高温に強い納豆菌が繁殖し、
大豆が粘ってくるのです!

2日で麹菌は順調に成長しました。
色が変わっているのが分かりますか?
DSC_0184.jpg


麹は、温度調節もうまくいって、きれいな麹の花が咲きました。
手でかき混ぜると、温かい。麹が生きている証拠。
無事に納豆菌は繁殖しませんでした。
DSC_0182.jpg

樽に手塩を入れ、40リットルの水に溶かして、完成した麹を
合わせていきます。
DSC_0198.jpg
DSC_0205.jpg


あとは時々撹拌しながら1年寝かせます。
DSC_0209.jpg

ひとまず、仕込み終わった醤油のもとをお味見。
留学生のテンシン君、大学生は、口をそろえて
「しょっぱい!!!」「ただの塩水じゃん!!」(笑)
これが、醤油になるんですから、発酵食品って面白い。

みなさんにも醤油の発酵の様子を見てほしくて、
醤油の樽は、玄関に置きました。
少しづつ醤油らしくなっていく様子を、1年かけて
みんなで観察しようと思います。
いつでも遊びに来てくださいね(*^-^*)
DSC_0211.jpg

追記・・全てがうまくいったように書いていますが、
実は私、すごい失敗をしてしまったんです。
ネットで購入した「種麹」。
醤油麹用ではなく、みそなどに使う米麹用を
購入してしまっていました・・・。
米麹用でも醤油は作れます。
でも、せっかくなら醤油麹用の種麹で
仕込みたかったなあ・・。でも、これで、
どんな醤油になるのか、楽しみではあります( *´艸`)
DSC_0133.jpg

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プロフィール

くらしの学校「えん」 太志の母

Author:くらしの学校「えん」 太志の母
※令和6年度 山村留学生募集中!! 詳しくは、くらしの学校「えん」のホームページ「カテゴリー」欄の山村留学募集のページをご覧ください。

🌺生まれも育ちも五島列島(旧有川町)です。
🌺上五島高校時代は陸上部長距離のキャプテンをしていました。
高校卒業後、奈良でバスガイドを3年ほど勤めている時に腎臓病を患い、
故郷に帰ってきました。
🌺帰郷後は食や農的な暮らしに興味を持つようになり、
今の主人(ゴリリン)と24歳の時に結婚。25歳で人工透析導入、
26歳で長男・太志(たいし)を出産。
🌺2015年、この島の医療関係者をはじめ、多くの方々の
ご理解とご協力のお陰で、在宅血液透析を導入し、自給的な暮らしを
営んでいます。
🌺まだまだ知られていない在宅血液透析のことを知っていただきたいし、
同じ悩みを持つ人達に情報発信したいと、この度ブログを始めました。
そして私たちの自給的な暮らしぶりも伝えられたら…と思っています。
🌺ちなみに主人は7歳年上の横浜市出身、平成10年に上五島に移住して
お塩を作っています。無人の廃村のあばら家をタダ同然で借り、道を作り、
水を引き、開墾し…。2001年から子ども対象の「しまキャンプ」を
当地で主催して、17年現在まで45回、約800人の子ども達が島外から
この「大浦」に来てくれています。
海水からの塩づくりを中心に、しま留学生と暮らし、
石窯ピザ、ハーブ園、猪肉の燻製品、
その他加工品などなどをしています。

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