麹から、醤油づくり!②
ちょうど学校から帰ってきた子どもたちと、次の作業へ。
人肌まで冷めた麦に、種麹の粉末をまぶし、
さらに大豆を人肌に冷ましたものも加えてよく混ぜます。
あたたかくて、大豆と麦のいい香り。
みんなで「気持ちいいね」と言いながらの作業。

初めて醤油づくりをするテンシン君も、いい香りに包まれて、
この表情。

次は、丁寧にもろぶたに盛っていきます。

新聞紙と毛布を掛けたら、そのまま寝かせます。

ここから麹の完成まで3日かかります。
その間、麹がどんどん成長、増殖し、熱を持ってきます。
40度以上は人間と一緒でお熱!優しく混ぜて筋をつけて
放熱し、冷ましてあげます。
まるで子どものお世話をしているようです。
ちなみにここで、高温をほおっておくと、高温に強い納豆菌が繁殖し、
大豆が粘ってくるのです!
2日で麹菌は順調に成長しました。
色が変わっているのが分かりますか?

麹は、温度調節もうまくいって、きれいな麹の花が咲きました。
手でかき混ぜると、温かい。麹が生きている証拠。
無事に納豆菌は繁殖しませんでした。

樽に手塩を入れ、40リットルの水に溶かして、完成した麹を
合わせていきます。


あとは時々撹拌しながら1年寝かせます。

ひとまず、仕込み終わった醤油のもとをお味見。
留学生のテンシン君、大学生は、口をそろえて
「しょっぱい!!!」「ただの塩水じゃん!!」(笑)
これが、醤油になるんですから、発酵食品って面白い。
みなさんにも醤油の発酵の様子を見てほしくて、
醤油の樽は、玄関に置きました。
少しづつ醤油らしくなっていく様子を、1年かけて
みんなで観察しようと思います。
いつでも遊びに来てくださいね(*^-^*)

追記・・全てがうまくいったように書いていますが、
実は私、すごい失敗をしてしまったんです。
ネットで購入した「種麹」。
醤油麹用ではなく、みそなどに使う米麹用を
購入してしまっていました・・・。
米麹用でも醤油は作れます。
でも、せっかくなら醤油麹用の種麹で
仕込みたかったなあ・・。でも、これで、
どんな醤油になるのか、楽しみではあります( *´艸`)

