腎臓病協議会の総会で長崎へ
一人で長崎の大村に行ってきました。
透析をするようになって12年目。
1年前からは、病院腎友会の会長となりました。
今回の長崎行は、腎臓病協議会の、長崎支部の総会のためです。
長崎県内の透析病院は、現在約60か所ほどらしいですが
今回の総会で30名ほどの病院腎友会長さんにお会いすることが
出来ました。
私たちは今、日々の透析を安心して受けることが出来ています。
これは、とても感謝すべきことです。
でもかつては、誰もが安心して透析を受けられる状態では
ありませんでした。

全国腎臓病協議会が発行する「腎友会の歴史と活動」によると
約50年前、透析を行けるには当時のサラリーマンの月収と同じくらいの
費用が必要で、透析の機械も全く足りませんでした。
透析をしてもらえる患者が選ばれ、働き盛りで自己負担の
ない男性が優先されたそうです。
腎不全患者は、透析を受けないと生きてはいけません。
透析を受けるため家を売ったり、離婚に追い込まれたりと
悲しい話は全国で相次ぎ、社会問題になったそうです。
まさに「金の切れ目が命の切れ目」だった・・
そんな中、患者同士で結束し、腎臓病患者の会が
誕生。様々な問題を厚生省に働きかけ、ついに
46年前、人工透析に厚生医療が適用され、みんなが
安心して透析が受けられるようになりました。
でも、これからも問題は山積みで、益々の会の結束が
必要です。

初めて参加した総会でしたが、会員さんがみなさん
本当に良くしてくださり、上五島からよく来てくれましたと
お弁当を作って来てくださったり、車を出してくださったり・・。
患者同士だからこそ話せることもたくさんあり、
元気づけられました。

今回の総会への参加で、今私ができること、やるべきことを
再確認できました!

