五島の郷土料理「かんころ餅」づくり
昔は、この季節になるとそれぞれの家庭で
手作りしていたかんころもち。
畑でサツマイモを育て、干しイモを作り、餅と砂糖を合わせて
つき上げる、とても時間と手間のかかる作業。
今では、お餅屋さんに作ってもらう家庭がほとんどです。
私にとって、かんころもちは「おばあちゃんの味」
おばあちゃんは、10年ほど前まで、畑でサツマイモを作り、
それをかんころに加工(皮をむいて、スライスして、
ゆでて、干し上げる・・)し、もち米と合わせてつく。
という作業をして、私たちにとっても美味しい
かんころもちを食べさせてくれていました。
今年は、母にお願いして、久しぶりに手作りしてみました!
こちらは、かんころ(干しイモ)を、柔らかくするため蒸しているところ。

かんころが柔らかく蒸しあがったら、ミンチ機にかけます。
今回は、安納芋のかんころを使いました。

ミンチにかけたかんころと、つき上げたお餅を合わせます。
お砂糖も入れます。安納芋の甘みを生かすため、お砂糖は
かなり控えました。

ちょうど太志が学校から帰ってきたので、味見をしながら一緒に丸めます。
「うま~~い!!」の連発(^o^)/

母の昔の記憶をたどりながら、試行錯誤でようやく完成!
干しイモの蒸し加減が難しく、ミンチ機にかけると何度も
ブレーカーがおち・・・
完成したとき、外は真っ暗でした( ̄д ̄)
あ~~大変だった・・
でも、出来立てのかんころもちのお味は格別!!
お芋の香りと甘みがたまりません(^o^)/
今回使った餅つき機は、今年8月に亡くなったおばあちゃんが
使っていたもの。それを、私が譲り受けました。
天国で喜んでくれているかな。
来年からの、恒例になりそうです!

