麦プロジェクトin上五島 麦の種まき&麦茶づくり

種をまく場所は、我が家の周りの段々畑。
数年前までは、うっそうとした「森」と化していて、段々畑の存在も
分からないほどでしたが、少しづつ開墾をつづけ、(やぎ達に草刈り?を
手伝てもらいながら)段々畑を復活させました。
石垣はイノシシに崩され、石垣の修復も大変な作業でした。

平地が少ない上五島。そのため一昔前までは、作物のほとんどを
「段々畑」で作り、自給してきたそうです。
田んぼがないので、主食は麦とサツマイモでした。
おばあちゃんや父の話を聞くと、今でも段々畑に黄金色の麦の穂が揺れる
風景や、麦踏みをしながら学校に通ったことなどを、懐かしそうに話してくれます。

今この島で、そんな光景を見ることはほとんどできなくなりました。
段々畑を維持管理していくのは、簡単なことではありませんが、
美しいそんな風景を、次世代に少しでも残していきたい・・。
それが、「えん」の思いです。

今回も、楽しく作業をしました。前回の種まきに参加した子どもたちは、
まき方も上手でした♪
次回は年末に麦踏みの予定です。
育った麦は、粉にして、この島特産の「五島うどん」を作ります。
楽しみです!

