留学生、国の重要無形文化財の五島神楽を舞う。
息子は小学1年から6年間、留学生も毎年、
地元の神社にて、神楽を舞わせていただいています。
ここで五島神楽の説明を少し。
新上五島町内には、江戸時代、新魚目地区と上五島地区に伝わる「上五島神楽」と、
有川地区に伝わる「有川神楽」があります。
これら2つの神楽を含んだ五島列島内に伝わる
7つの神楽で構成される「五島神楽」は、
平成14年に国の選択無形文化財に、そして、
平成28年に国指定重要無形民俗文化財となりました。
五島神楽の特徴は、神職が中心となって伝承する神楽で、一間四方の舞座を廻っては廻り返す所作を基本として舞うものです。
各種の採物舞に加え、獅子や古風な巫女舞、更に他に類をみない演目など、豊富で特色ある内容を有しています。
秋になると、町内各地の神社では秋祭りが開催されます。
男衆が担ぐ勇壮な神輿や獅子、華やかな花車などが、
太鼓や笛の音とともに地区内を練り歩きます。
その秋祭りの際に、五島神楽が奉納されます。
今年の小串神社の神楽を受け持った、
7人の小学生たち✨
私にとって、小串神社は結婚式を挙げた場所でもあります。
準備にも気合いが入ります!
神楽の日、舞手の女の子は髪を編み込み、お化粧をして、
めいいっぱいのお洒落をします。
やえさん、とっても素敵です💓
外に出ると、あちこちから「なんて可愛らしい舞手さん!」と声をかけてもらいました。
開始前。みんな緊張した顔していますね。
全員、小学校は早退してきました!
ピリッと引き締まった空気に、息を呑む7人。
神輿に神様をお乗せして、笛や太鼓の音と共に、
一緒に村を練り歩く子どもたち。
この後、一旦家に帰り、夕飯を済ませて、
また着物を3人に着せて、バタバタと神社へ!
19時から21時過ぎまで例大祭です。
もうすっかり陽が落ちた19時。
神社に戻ると、祭事の準備が整っていました。
塩を撒いて場を清める舞い「あらしお」には、
主人が作った「手塩」を使用していただきました!
留学2年目のなおきくんのご家族は、去年神楽の動画を見て感動し、今年は東京から駆けつけてくれました!
以下は留学生3人の、神楽の様子です。
子どもの頃から踊りが好きで、阿波踊りや荒馬、
エイサーからバレエまで!経験してきたやえさん。
でも神楽は初めて。
この日は、いかに丁寧に、綺麗に見えるか、を、
全身全霊で踊ったと言っていました。
留学2年目のなおきくん。
去年と同じ、「あらしお」という舞を。
今年は特別にゴリリンが作った「手塩」を
使う事ができるようになり、俄然張り切って
舞っていました。2年目の貫禄は流石でした!
ひかるくんは、2人で舞う舞を。
2人とも神楽は初めてで、最初はかなり苦戦していました。
私は練習を少し見ていただけだったので、本番での
完成度の高さに、感動しました!
息があってる!さすが、釣り友達の2人です✨
子どもたちに神楽を教えてくださったのは、
小串神社の宮司さん。
3週間前からほぼ毎日、根気強く教えてくださいました。
毎日、放課後に神社に通って練習をした子どもたちも、
よく頑張った!
宮司さんの舞は、美しく、勇ましく、素晴らしかったです!
そしてやっぱり1番盛り上がるのは、天狗と獅子狛。
怖くて泣いてしまう子どもが毎年います💦
小学生にとっては、お餅がもらえるので、
嬉しい舞です。
1日目に引き続き、2日目は特別に学校をお休みし、
朝からもう一度神楽を舞います。
二日間の祭事が、無事に終わりました。
見てください、最初とは全く違う、やり切ったぞ!
というこの表情。
地元の子と一緒に、留学生も良く頑張ったね!
3人の姿が、とても誇らしかったです。
ホッとして帰宅。小串郷からご褒美にもらったお弁当が、
とっても美味しそうでした☺️
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