分かれと出会いの心構え
一年間の留学終了まで、残りわずかとなってきました。
二人は地元へ帰り、一人は留学を延長します。
お互いが愛おしくて、大切に思っていることがよくわかる、
この日常の一コマ。

もうすぐお別れだからと、素敵なプレゼントをいただきました。
「五島ヒノキ」でできています!!

プレゼントしてくださったのは、町の地域おこしとして、地元の
森林組合で働く田代さん。
5月に一緒に世界遺産の野崎島に行ったとき、子どもたちの写真を
たくさん撮ってくださってました。
その写真をもとに、木にプリントしたものだそうです。
五島ヒノキは建築用材として使用されますが、使えない丸太もあり、
その有効活用として、さまざまアイディアを出し、活動してくださっています。
素敵ですね✨

ホットペンを使って、木に字を書いていきます。
素敵な思い出の品になり、子どもたちも感動していました!(^^)!

私の母も、留学生たちに会いたいからと、車で50分かけて、
島の端から端へ駆けつけてくれました。
うちのにがりの粉末と、母の庭でとれたお花、エッシェンシャルオイルを使って、
おしゃれな「香りのにがり」を、一人づつにプレゼントしてくれました。

「いい香り~~~!!」女の子たち、嬉しそう(#^^#)

留学生たちと食べてくださいと、留学生の保護者さん自らがさばいた、
イノシシのお肉が送られてきました。
ママリンが、張り切って「イノシシシチュー」を作ってくれました。

みんなで掘ったジャガイモも、丸ごと入れて。
美味しい気決まっています✨

1年間、週に一回みんなで習った習字。
見事な上達で、留学生の保護者さんたちもびっくりしています。

土日は朝から、3人で手分けしてお当番を頑張ってくれます。
この日はれんかさんが、動物のお世話。
ニワトリ、ウサギ、カメ、ネコ、ヤギ、ポニー、それぞれに、
必要なお世話をします。
難しい仕事だけれど、特にれんかさんは、最初からほぼ完ぺきに
こなしてくれ、とても助かりました。

この日のカンナさんは、お茶碗洗い。
シンクまでピカピカにする技を、身に着けました!

この日のなおきくんは、洗濯干し。
お姉ちゃんたちから、「よく乾く干し方」を伝授してもらい、
この通り、立派な干し方です!沢山の量、一人でよく頑張ったね!!

ある日突然、なおきくんが学校から表彰状を受け取ってきました。
五島文化協会の短歌コンクールで、見事「秀逸」の賞!
「うろこぐも うらやましいな きみたちは
いつも自由に とんでいるから」
鳥肌が立ちました。なんて自由な感性なのでしょう・・・。

最初はできなかった給食着のアイロンも、完璧にできるようになったね。
素晴らしい感性はそのままで、これからもたくさん成長してほしいです。

去年の春に生まれた烏骨鶏のひよこたちも、こんなに大きくなった。

去年の春に、市内の高校に入学するため我が家を巣立っていった息子も、
大好きな野球を続けて、頑張っています。

15年間一緒に過ごした息子が家を出たら、どれだけの喪失感かと
心配でしたが・・・
留学生たちのおかげで、思いのほかへっちゃらでした!
心配は尽きませんが(*^^*)

たまに息子が帰省すると、太志兄ちゃんの取り合いです。

我が家を離れても、母の心配をよそに、たくましく、力強く、過ごしてくれています。
うまくいかないことも、多々あるようですが(笑)
それでも!
この笑顔で「ただいま!」と帰ってきてくれる。
それだけで十分満足です。

息子を見送るたびに、胸の奥がきゅんとさみしくなるのですが・・
家に帰ると留学生たちが待ってる。
そう思うと、寂しさは吹き飛んでしまうのです。
ありがとう、子ども達!!!

