留学生が、島の神楽を舞いました。
先週末、地元小串の秋祭り「小串神社秋の例大祭」にて、
留学生たちが「神楽を舞う」貴重な機会に恵まれました!
~突然登場した獅子駒に驚く留学生~

土曜の夜は、前夜祭。
この日のために、3週間の間、ほぼ毎日放課後に
神社に通い、練習を頑張りました。
初めての神楽、難しい舞い。でも全員、「こんな経験は2度とないから!」と
一度も休むことなく練習を続けてきました。
本番直前。自然と顔が引き締まる子ども達。

はるとくんの舞いの前、1年生の男の子が、とても堂々と
舞を舞って、刺激を受けた留学生たち。
さあ、はると君の番。
とっても緊張していましたが・・なぎなたを力強く降りながら。
とても大きい声で「やーーー!」

「やーーー!!」
かっこいい✨

この表情。真剣です。

舞が終わった後、宮司さんが子どもたち一人ひとりの紹介を
してくれました。
この子は北海道からの留学生です。に、
一同「おーーーーーー!よく来てくれたね!!」

安定した舞いを見せてくれたエリちゃん。
軽やかに、美しく。

そして華やか。
指先までピンと伸びて、本当に美しい舞いでした。

もともと人前でも動じないエリちゃん。
その安定っぷりにあっぱれ!

一番難しい「荒塩の舞い」を任されたカツキくん。
どうですか、この表情!
私は彼のこんなに引き締まった表情を始めてみました。

「舞いを舞っている最中の記憶がない」とあとで教えてくれたカツキくん。
必死だったんだね。

とても立派だったと褒められて、嬉しそうな、ほっとした表情。

大人たちも素晴らしい舞いを見せてくれました。
すると突然、獅子駒が!
刺激的な舞いは、夜の9時ごろまで続いて賑わいました。

翌朝。前日に天狗からもらった縁起のいいお餅で、朝から
しっかりとお腹を満たし、まずは村回り。

清められた道を、神様と共に歩く。これも貴重な経験。

この日もとても立派に舞いを舞った子ども達!

小さな子ども達は次々に天狗と獅子駒にさらわれ・・

大賑わい!

終了後、宮司さんと記念写真を。
練習から本番まで、子ども達にかぐらを教えてくださり、
本当にかわいがっていただきました。

練習のさなか、子ども達は宮司さんに聞いてみたそうです。
「神楽を舞う理由って何ですか?」
そしたら、
「いつも見守ってくださっている小串の神様を、楽しませるためだよ」
と教えて下さったそうです。
きっと、楽しんでくれたね。
子ども達、おつかささまーーー!!

※ブログ内で使った写真の半分以上は、地元の方が撮ってくださったものです。
子どもたちの表情をしっかりととらえて下さっていて、とても素敵な写真です。
ありがとうございました!!
さつまいも、たくさん収穫!
はじめて挑戦した「えん」のサツマイモづくり、上手くいきました~!

島内でも良質の赤土で知られる「曽根」という場所の畑をお借りして、
イノシシ対策で柵もしっかり張りめぐらし挑戦した今回。

作物を長く作っていない畑は、地力があると聞き、無肥料でチャレンジ。
いい感じにツルが育って・・

ワクワクしながら試し掘りしてみたら・・

あっ、お芋が・・

ちゃんとできてる!

後日、子ども達の放課後の時間を狙って、本格的に芋ほりだ~

シャベルや・・

鍬を上手に使って・・

土の中を、宝さがしみたい。

やった!出た出た!

ゴロゴロと、立派なサツマイモ。

きれいなお芋だね。

気が付いたら、もう夕暮れだ。
この畑は、海に夕日が沈む場所。
みんなで、思わずうっとり・・
帰り道は、お芋をどうやって食べようかと、おなかをグーグー鳴らしながら
盛り上がりました(^^)

後日、掘り切れなかったお芋を3回に分けて堀りに行き、
収穫は十分すぎる量。
(総量は写真の何倍も!)

芋ほりの日から、小野家の食卓とおやつに、毎日芋が登場中(笑)
焼き芋、ふかし芋、大学芋、天ぷら、炒め物、豚汁、味噌汁、
サツマイモのういろう、揚げ煮・・
おかげで全員、おなかの調子が絶好調です!

これから、上五島の特産品、カンコロ餅づくりのための、
カンコロ(干し芋)も作る予定。
来年の芋づくりのために、タネ用の芋もしっかりと保管しました。
また来年の芋づくりが楽しみです。
子ども達手作りの「自給自足弁当!」
お弁当箱の中身、ぜーーんぶ、自家製素材。
すべて子どもたちの手作り。名付けて「自給自足弁当」です(^O^)/

この日は待ちに待った小学校の遠足。前日から下ごしらえも
しっかり済ませ、当日はまだ暗い中、いつもより30分早く起床
してきた子ども達。

カツキ君は掘りたてのお芋と自家製醤油で「大学芋」
はると君は生みたて卵と手塩で「卵焼き」
えりちゃんはゴリリンが作ったシカ肉のベーコンと畑のピーマンで「炒め物」

子ども達も、日ごろの特訓の成果で、卵焼きが上手になってきました!

得意な料理で、腕の見せどころ!

前日に子ども達が仕込んでいた「えん」の新米も、
ピカピカの炊きあがり!
去年の留学生が仕込んでくれた「梅干し」と、
今が旬、作りたて「しその実の佃煮」と、「オクラのまるまる一本
醤油和え」を添えて。

遠足から帰ってきた子ども達も「あたりまえだけど、最高に美味しかった!!」と
満足そうでした。
素材一つ一つの、育ってきた過程から分かる。はっきりと想像ができる。
だからこそ心から美味しい。
本当の意味で贅沢な、自給自足弁当でした。
黄金色の椿油ができました!
と意気込んでいた今回。
ようやく、念入りに工程を再確認しながら、美しい椿油を
3リットルほど絞ることができました!

「えん」内に実っているのを、みんなで集めた椿の実。
今年は実るのが早くて地面に多数落ちてしまい、知人にも分けていただき
助かりました。

最初は薪と鉄窯で炒る作業。
焦がさないように、丁寧に・・

石臼と杵で、ひたすらすりつぶす作業。

みんな汗だくで、つぶす!つぶす!

がんばれがんばれ!

炒りたてのツバキをつぶすときの香りがたまらない。

沢山の方に手伝っていただいて、

しっかりつぶせました!

沸騰したお湯に、つぶした椿の実を投入。
じっくり煮ていくと、テカテカと油が浮いてきます。

さあ、もうお昼。羽釜で五島うどんを茹でて、、

えんのとれたて卵入り、地獄炊きうどんと、
差し入れにいただいた激辛カレー!(大人用)
「外で食べると最高にうまい!」と子ども達もご機嫌(*'ω'*)

おしゃべりしながら、のんびりと油をすくい続け、
水分を飛ばすため、別鍋で煮詰めます。
熱した炭を油に入れて、じゅーっと言わなければ、
水分が飛んだ証拠。

木綿の布で濾していきます。

椿油が瓶に落ちで来るたびに、「油だ!きれい!」と
歓声が上がります。ここまでですでに、7時間経っています!
やってみて初めてわかる、とても大変な作業。
油って貴重なんだね!「油を売る」「油断」って言葉の意味も、
ゴリリンから教えてもらって、みんな「なるほどーー!」

さあ、今日絞った椿油を、惜しげもなく全量使って・・

天ぷらにしちゃいま――す!
えんの掘りたてサツマイモです!(昨日掘ってきたばかり)

天ぷら担当、主人のお母さん、ママリン。
およそ30人分の天ぷらづくり。
どれだけ揚げても、くたびれない、エネルギーに満ちた椿油。
カリッと香ばしく揚がる、最高級の油なのです✨

揚げたてを、手塩で!

えんの新米と、えんのサツマイモゴロゴロの豚汁と、
煮ものと、ぬか漬けと、きんぴらと、椿油の天ぷら!
みんなをニコニコにしてくれる、幸せな夕飯でした(*'ω'*)

今後、えんの農業イベントに参加したい方、早めにスケジュールを知りたい方、
まずは直接ご連絡ください。
詳しい日時が決まり次第、お知らせします。
※いつもお子さんと参加してくださる「Tさん」、連絡がとれなくなっています。
うちの登録ミスかもしれません。ご連絡いただければ幸いです!
お米の脱穀
稲わらの山の上で盛り上がる子ども達。
そう!えんのお米が無事に干しあがり、「脱穀」をすることができました!

収穫から10日の間、自宅の周りにぐるっと干していたお米。
何だか収穫の喜びが嬉しすぎて、主人は思わず若い女の子と写真を撮ってみたり(笑)

ネコのミーちゃんはお米の下でたたずんでみたり・・・

干しているお米の壁を嬉しく感じながら、畑をしてみたり。

それにしても、何をしていても楽しそうな子ども達であります(*'ω'*)

蒔いたのは冬野菜。

向こう側にはもうすぐ収穫の「ハブ茶」の茂み!

時に面白く、ときにまじめに・・・

そうしてようやく、時間の合間を見つけて脱穀。
おんぼろ機械をプロに修理していただき、文明の利器で一気に脱穀です!

さあ、大人たちの動きにもエンジンがかかった中、子ども達は・・

おや、

おや?

ありゃー!
「稲わらのベッドだ――!!」
「きもちいいーー!!」
「ふかふかーー」
「いいにおーーーい!」
・・いいんです(*'ω'*)
稲わらはふかふかで、ベッドにしたら気持ちが良い!ってことを、
思いっきり肌で感じてもらいました✨

数年前も、むすこは遊びに夢中でしたが、いつの間にか戦力に。
ここぞという時、頼りになります!(^^)!

でも、子どもの遊びにも、ちゃっかり参加の息子君でした。

収穫したお米。今度はもみを外して精米です。
新米の感想は・・・次の機会に✨
