本格梅干しづくり~梅の土用干し~
子ども達にも手伝ってもらい、80キロ分の梅を、トレイに広げていきます。

先日赤紫蘇を入れたばかりですが、梅はほんのり赤く色づいてきています。
トレイに20枚分の梅を、みんなで丁寧に広げて・・

屋根の上に!

そしてそのまま、この船を海に浮かべることに。
実はこの船、主人が「ヨット」に改装中なんです!
いかにお金をかけずにヨットを作れるかがテーマらしく、
夏休み中に完成の予定です。

穴が2箇所空いていた船を修理し、いざ、うみへ!

ちゃんと浮かんだ!

船に乗る、それだけでも子どもは大喜び。
夏休み中もほぼ毎日、目の前の海で泳いで、
島を満喫中です!

さて翌日、またみんなで屋根に上り、土用干し中の梅を
一粒づつひっくり返していきます。

子ども達、隣の屋根にまで上って大声で何か叫んでる。
「しゃしんとってーーーー!!」
はい、チーズ!こういうの、楽しいんだよね。
大人がちゃんと、屋根の下でスタンバイしてます(*^-^*)

夕飯後、茜色の空に誘われて、みんなで海までお散歩。
エリちゃんの提案で、漂流してきている海ゴミもついでにみんなで拾いました。

知り合いのお兄ちゃんたちも遊びに来ていたので、みんなで石投げしたり。
波の音を聞きながら、潮風を浴びながら、心地いい、なんて幸せな時間。

さあ、また次の日。
お日様を浴びて、少しづつしわしわになってきた梅干し。
そして子ども達が肌で感じたこと。
「梅がお日様を浴びて、あたたかい!」
「梅がやわらかくなってる!」
「ますますいい匂いになってきてる!」
「あー食べたい、おいしそう!」

土用干しは、お日様のパワーを梅にいっぱい吸収させて、
エネルギーたっぷりの梅干にすること、
日光消毒効果で保存性を高めること、
やわらかい梅干しにすること、
美味しくすること!
など、たくさんの効果があるんです。

子ども達が、こうやって心を込めて手伝ってくれる。
それが何より美味しい梅干しの秘訣です。

この梅干し、来年の留学生が食べるんだよね!
そしていま私たちが毎日食べている梅干しは、
去年の留学生が作ってくれたんだね。
・・そうそう、ずーっと、繋がっていくね。
まだ見ぬ来年の留学生を思い浮かべながら、保存食を作る。
素敵だね。
夏の海の醍醐味!ミナ貝
今のうち五島の夏を存分に味わってほしくて、海へ!
もちろん「えん」は泳ぐだけでなく、「食材」を必ずゲットします!(^^)!
狙うは「三角ミナ」
五島では磯で採れる巻き貝を総称して”ミナ”と呼び、
好んで食べますが、今回とったのは、正式名称
「ギンタカハマ」というミナ貝。大きいもので
8センチくらいになる最大のミナです。
ゲットしたミナ貝は、そのまま海辺で割って、内臓などいらない部分は
海のお魚たちのエサに。
美味しい中身だけ持ち帰るのが小野家のルール。

この日は曇り空だったけれど、泳ぐのには問題なし!

ちなみに晴れた日の同じ場所の海の色。透き通ったブルーです。

3人は嬉しすぎて、テンションマックス!

こちらまで嬉しくなってきます(*^-^*)

覚えたてのシュノーケリングで、海にぷかぷか浮かびながら、
海中散策。
「ちーちゃん、いたいた!魚たくさん!!」
「うおーー水色のキレーなのがいたよ!!」
「魚の群れ――――!!囲まれてる――!!」
「魚、もう9種類も見つけたよ!!」
こんな留学生たちの歓声に、「はーーい」「よかったねーー」と
返事するのに大忙し(笑)
そんな子どもたちの周りには、たくさんの小魚たちが
ぴちぴち、キラキラ跳ねていて、なんだかとっても幻想的でした。
そのずっと向こうに、頭が2人分見えますが、
これはミナ貝とりを楽しむ主人と太志。

5メートルくらい潜ると、ミナ貝がいます。
2人とも、人魚みたいに潜るんですよ(*^-^*)

ミナ貝をゲットして
「はーーーー!もうつかれた!!」と戻ってきた太志。
足がつかない深さで長時間。海の男にちょっと近づいてきたかな。

手前の三角の貝が、三角ミナ。
いいサイズです。
ミナの炊き込みご飯か、かき揚げにするため、みんなで割ります。

たっぷり泳いで、おなかペコペコ。
この日は手作りのところてんをいただきました。
海で海藻(天草)を取るところから手作り。
知人が採って干し上げたものを、ママリンがトコロテンにしてくれました。

市販のものとは雲泥の差の、風味、食感。
子ども達も「うまい!」と連呼して食べてくれました。

夕飯後、「見て!お空が赤くてきれいだよ!」の
子ども達の声に誘われて、夕暮れのお散歩へ。

えんの高いところにある見晴台。

眺めが良くって気持ちが良いそう。

途中のゴリリンの塩の竃にも、ちゃんと薪をくべてお手伝い。

ハーブ園でミントの香りをかぎながら・・

海へ!

漁師さんの漁火が見えてるね。

家族へのお土産にするんだ♪と、きれいな石を海岸で見つけ・・
さあ、暗くなってきた。帰ろうか。
今日は、地元の放課後子ども教室「とっぴー会」で
パンケーキ作ったり、吹き流し作ったり、海藻の卵をとって
海の保護活動の勉強もしたんでした。
いい休日だったね。

夏の定番、しそ、紫蘇、シソづくしーー!!
えんの畑でも赤紫蘇が育ってきてますが、知人にあまりに立派な赤紫蘇をもらったので、
知人の紫蘇で、ありがたく作ることに。
出来上がりは、何とも美しい色!そしておいしい♪

作り方はシンプルで、沸騰した湯にどんどん赤紫蘇を入れて、
ゆでる。

何回にも分けて、ひたすらゆでる!

元の紫色が抜けて、緑になっちゃうまで、ゆでる。
濃厚な紫色の液体ができたら、砂糖と蜂蜜を入れて濾す。

右が赤しそのゆで汁そのものの色。
左は、あるものを入れたら変色して綺麗な赤色。
あるのもとは~~?と、クイズ出しながら、作ります。
・・
正解は、「酢」。
今回うちは、リンゴ酢。
クエン酸を入れる人もいるし、レモン汁を入れる人もいますね。

沢山完成。濃縮タイプなので、カルピスみたいに薄めて飲みます。
汗をかいて帰ってきた子ども達に人気です。
炭酸入れてあげたら「くーーーっ!うまーーい!!」と
オヤジのような声を発して愛飲中です(*^-^*)

日は変わってこちらは、梅干し用の赤しそ。
90キロ分の梅干を仕込んだので、赤紫蘇もたくさん必要です。
こちらは、大分県の信頼している無農薬の農家さんから仕入れました。

手塩で、ゴリゴリ揉みこんで、アクを出します。これを2回繰り返し。

水は一切使わず、水分を出して団子状に。
力仕事なので、いつも主人の仕事です。

子ども達には、作業をしながら「なぜ、梅干しに赤紫蘇を入れるのか!」を
出題。
先日、酸味で「赤く」なることを知っていた子ども達は、
「梅干しを赤くするため!!」と即答。これは大正解。
でも他にも、風味や栄養など、様々な理由があることを話しました。
それにこの赤しそ、あとでとても”いいもの”に変身します・・♪

シソ団子は、先日子ども達と仕込んだ「梅の塩漬け」の中に投入。
それにしてもきれいな塩漬けができています。

見る見るうちに、きれいな赤色に。
翌日もう一度見に行ったら、真っ赤な色が出ていました✨


去年の梅干の赤紫蘇は、こうやって天日に干して・・

さらに乾燥機でパリパリに干して・・

ミキサーにかけたら完成♪
手作りのゆかりもどき、赤しそふりかけ!
子ども達も喜んでくれました。おむすびにも合います(*^-^*)

手塩のお客様にサービスで入れたら大好評♪
シソの香りだけじゃない、梅の風味もたっぷりの、自慢のふりかけです。

自然のパワーを日々たくさんいただいて、子ども達、今日も元気いっぱいです!
オニオコゼを食す
背びれに毒のある、危険な魚です!⇒でも、美味しくいただきました♪

先週末、地域おこし協力隊で「漁師」として地域で働いている方が、
私たちの住む「小串」でビーチクリーンのイベントを企画してくださいました。
場所は先日の田植えの後、みんなで泳いだあの海岸。
楽しませてもらったので、感謝の気持ちを込めて海ごみの掃除です。

漁師さんが、ミニミニ水族館を用意してくれていました。

色んな種類の海藻や、カニや魚や・・ほかにもいろいろ。

綺麗な紫色のカニも!

掃除が終わったら、生き物観察です。

2人は、カニやオニオコゼの赤ちゃんをつかまえ・・

遠くの方で、はると君と漁師さんも、何やら夢中ですね・・。
それでつかまえたのが、一枚目の写真のオニオコゼです。
20センチの大きいサイズでした!
いやーーー!見た目からして毒々しい( ゚Д゚)

逃がそうとしていたら、漁師さんの「から揚げにしたらうまいぞ!」の
一声で持って帰ることに。
そして私が責任もって、慎重にさばいてから揚げにしました。
身はふっくらとした上品な白身で、とっても美味でした✨

ちょうど知人にいただいていたイサキの大きいのも
刺身にして、こちらもおいしくいただきました。
海のめぐみに感謝です。
